2020年7月30日更新
こんな方におすすめ
- タイヤ置き場がなくて困ってる
- タイヤ以外にもいろいろ置きたい
- タイヤが倉庫を圧迫している
- 庭にスペースがある
以下のような内容で順に解説していきます。
この記事の内容
- タイヤラック設計図
- タイヤラックの材料・道具
- タイヤラックの作り方
- 安く作れるのか
Table of Contents
【DIY】自作タイヤラックの設計図(図面)
これがタイヤラックの完成予定図です。そして次に示すのが展開した設計図となります。
この設計図はcaDIY3DXというソフトで描いています。
※寸法は後で追記しています
これを導入するまでは手書きやパワーポイントで描いていましたが、cad経験のない私でも直感的に使えるCADソフトです。
caDIY3DXを使うと立体的な図面で寸法や細かなディティールまで確認することができるので非常に便利です。
\ 便利なDIY用のCADソフトはこちら /
※購入前に1か月の無料体験が可能です
【DIY】自作タイヤラックの材料・道具
材料チェックリスト
- SPF材2×4材 10本
- SPF材1×4材 4本
- SPF30㎜×40㎜ 3本
- ベニヤ板 1820㎜×910㎜×12㎜
- ベニヤ板 1820㎜×910㎜×5㎜
- ポリカ波板 6尺655mm× 1820mm
- 波板用傘釘(ブラウン)
- 蝶番4個
- 掛け金具1個
- 木ネジ
- 塗料 ネイビー、ブラック
- コーキング剤
工具チェックリスト
- インパクトドライバー
- ノコギリ
- ノコギリガイド
- F型クランプ
- 波板用ハサミ
- 差し金
- ハンマー 錐
- (きり)
- コーキングガン
【DIY】自作タイヤラックの作り方
木材のカット
図面を参考に必要寸法に木材をカットします。
必要な木材サイズ
枠組み用木材
①2×4 長さ1400㎜ × 2本★
②2×4 長さ1300㎜ × 2本★
③2×4 長さ1200㎜ × 5本
④2×4 長さ1164㎜ × 2本
⑤1×4 長さ700㎜ × 6本
⑥30㎜×40㎜×長さ1276㎜ × 2本
⑦30㎜×40㎜×長さ630㎜ × 2本
壁・棚用のベニヤ合板
⑧側面用(左右)1390×520★ × 2枚
⑨棚板用1200×700
⑩前面上部用(左)45×50
⑪前面前面上部用(中)45×10
⑫前面上部用(右)45×60
⑬前面下部用1200×800
⑭背面上部用1276×600
⑮背面下部用1276×800
★は斜めカットが必要
木材のカット方法
木材は以下の方法でカットしました。
ホームセンターのカットサービス
木材カットは10カット(直線)まではホームセンターにて無料(カインズ)で行ってくれますので、長尺物やベニヤ合板などのカットは可能な限りカットサービスを利用します。
無料にする方法は以下の記事でまとめています。
ノコギリでカットする
10カットまで無料でカットしてくれますが、それを超えた分や直角じゃないないものはノコギリでカットしました。
実際に使っているノコギリです。
【DIY】タイヤラックの組み立て(枠組み)
タイヤラックの枠組みの手順を解説していきます。
まずは木材①、②、⑤を使用して、タイヤラックの側面の部分を組み立てます。
各部の直角に注意しながら下穴を開けてからインパクトドライバーでビスを打ち込みます。
娘もビスを穴に差すお手伝いをしてくれました。
これを左右対称に2つ組み立てます。
タイヤが枠内に収まるのを確認
次にホームセンターでカットできなかった木材の切断です。波板(屋根)を乗せる部分になります。
赤線の角度にマーキングしてノコギリで切断します。
切断完了!
さきほど組み立てた側面の枠組みどうしを接続します。まずは中段前面部に「木材③」を取り付け。
都合よくフェンス網目の形状がぴったりだったので、引っ掛けて立たせています。下部に「木材④」を仮置きして角度を90度をキープさせています。
ビス留めが完了したら全体を立たせます。
そのまま中段背面にも「木材③」を取り付けます。
次はタイヤを乗せる部分の木材取付です。「木材④」を2組取り付けます。
若干タイヤが浮く高さを見つけて、マーキングします。タイヤの大きさによって前後の位置は変わってきます。
前後の木材を取付。荷がかかる部分なので、ビスの長さは長い方がいいです。(100㎜以上推奨)
実際にタイヤを乗せて確認します。
これで枠組みは完成!
【DIY】タイヤラック波板(屋根)の取付
まずは波板を取り付ける木材の塗装を行います。隙間がないので後から塗装することができないからです。
「木材⑥」をブラックで塗装
波板を波板ハサミで切断
普通のハサミだとちょっと切りにくいので、波板ハサミは一つ持っておくと便利です。
刃が波板に沿うような形状をしています。
任意の大きさに切ったら、寸法を確認して…
と、ここで気づいたのが若干波板が小さい…
当初の予定
・重ね合わせ部分は2山分
・横部分は屋根がはみ出る
この予定だったのですが、想定よりも波板が小さかったので設計変更。
変更後
・重ね合わせ部分は1山分
・横部分は屋根と枠組みとぴったり
・隙間に木材を挿入する
波板6尺のサイズ655mm× 1820mmで作るには、設計したタイヤラックは大きすぎたのです。もう少し小さい方が作りやすかった。
気を取り直して錐(きり)で穴を開けていきます。2山間隔で穴を開けていきます。
先ほど塗装した「木材⑥」を取付
波板用の傘釘を先ほどあけた穴にハンマーで打ち込んでいきます。
傘釘取付完了。木材の節に釘を打ち込むと苦労するので注意が必要です!
次に屋根と枠組みの隙間部分にも木材をはめ込みます。
この部分は横から雨水が侵入する恐れがあるので、「木材③」を赤色の部分に嵌めこみます。
タイヤラック塗装
塗装には水性(アクリル系)の屋外用塗料を使用し、我が家の外壁色ネイビーとサッシ枠のブラックに合わせて同系色で塗装することにしました。
〇塗装色
枠組み・・・ブラック
壁面・・・ネイビー
内部・・・クリア
壁板はネイビーで塗装。
【DIY】タイヤラック壁板の組み立て
壁板を取り付けていきます。
まずは「木材⑧」を側面に取り付け
木材⑧は枠組みの大きさに合わせて以下のようにノコギリで斜めにカットしました。
下穴を開けてビス留め
左右に取り付け
次に「木材⑮」を背面下部へ「木材⑭」を背面上部へ取付
それらしい形となってきました。
【DIY】タイヤラックの扉(開口部)取付
タイヤ収納部(下部)の扉をどのような設計にしようか悩みましたが、タイヤの出し入れは年に数回程度で、頻繁に開けることがないため蝶番などは使用せず、はめ込む形状にしました。
〇はめ込み用の木片(下)を取り付け
下部に木片を取付けて上から差し込む形状です。
1×4材を100㎜程度にカットします。
ベニヤの板を差し込むことになるので、同じ厚さのベニヤを1×4と本体の間にかませます。
これを両側に取り付けてこれに「木材⑬」を差し込むとピッタリ収まります。
〇はめ込み用の木片(上)を取り付け
これも適当な大きさにカットしたものを取付けます。
回転させて板を押さえる役割です。
前面下部の蓋裏面には補強用の木材を取り付けます。反りと隙間を抑える目的です。
〇棚板の設置
真ん中に1本「木材③」を置いて
1枚板でもいいですが、形の合うベニヤを敷き詰めました。
〇上部扉の蝶番の取付け
上半分についてはガーデン小物等を入れたいので、簡単に開閉できるように蝶番による開閉式にしました。
〇蝶番取り付け位置の切り欠き
蝶番の位置を決めてマーキングします。
カッターを使って切り欠きます。まずは線をなぞるようにカッターを走らせ、蝶番と同じ厚さ分だけ削ぐように切り欠く。
カッターで手を切らないように慎重に行います。
切り欠き完了。
だいたいこんな感じでOK!そんなに難しい作業ではありません。
〇蝶番の取り付け
蝶番にはさびにくいステンレス製のものを選びました。
〇蝶番取付後
取付後はこんな感じです。今回は扉側の木材が薄いので切り欠きませんでしたが、十分な厚みがある場合はこちらも切り欠いてみましょう。
ビスがギリギリ飛び出す長さだったので、扉板の裏面には当て木を取り付けました。木工ボンドで張り付けておいて、蝶番のビスを閉めこむ際に押さえながら取り付けました。
同じ要領で両側を取付けて塗装
そして残念なことに製作途中に一度強風により扉が破損してしまいました。
強風でまさかの破損…。
きちんと留められてなかったみたいだね。
破損部分を切断して形状変更。
ブラックに塗装した「木材⑪」を破損した方のベニヤに取り付け。薄い板同士なので裏側には、あて木をします。
掛け金具を再取り付け
これで扉部分が完成しました。
隙間のコーキング
組み立てた後に木と木の間に若干の隙間があったので、コーキング剤を充填して埋めます。
隙間がほとんどない場合はしなくてもいいと思います。
〇用意したのは
・ヘラ
・コーキングガン
・シリコンシーラント(グレー)
隙間に先端を押し当ててコーキング剤を充填、ヘラのしなりを利用して形を整える
他にも隙間がある部分にコーキングを施工しました。
ロゴの塗装
最後の仕上げにオリジナリティーを出すためにオリジナルロゴを塗装します。
ロゴの塗装方法に関しては以下の記事で紹介していますので、こちらをご覧ください。
【ロゴ塗装に関する記事、現在準備中】
マスキングテープで型を張り付ける。
養生後、スプレーによって塗装開始
オリジナルロゴの塗装完了!
ロゴが入るだけでもアクセントになっていい感じです。
【DIY】自作タイヤラック完成
遂にタイヤラック(ストッカー)完成しました。
引きの全体像はこちらです。外壁と同じような配色でしょう?
タイヤを納めるとこんな感じです。
自作タイヤラックは安く作れたのか?
実際にいくらかかったのか計算してみましょう。
※端材や少量だけ使用したものは省略しています。
製作費用
≪SPF材≫
2×4材×10本 3480円
1×4材×4本 1192円
40×30材×3本 594円
≪ベニヤ合板≫
1280×2=2560 698円×2=1396
波板1280円
蝶番148×4=592円
掛け金具198円
傘釘498円
塗料980円
合計12770円
1万2000円程度で製作することができました。タイヤを収納可能なだけでなく、上半分には他の物も入ります。タイヤを納める以上に大きな収納庫となったため、予想よりは費用がかかってしまいましたが、自作の愛着は計り知れないです。
比較対象として既製品を買う場合と比べてみましょう。
✔ スチール製ならば以下の商品で2万円程度
耐久性の面で木製よりも優れていますが、デザインや大きさにバリエーションがなく、少し高額です。
✔ ラックにカバーをかけるタイプだと8000円程度
安価に購入可能で手軽に設置可能。
それぞれの良さがありますが、ここまで読んでくださった皆様にはぜひDIYして欲しいですね。
最後に
木製のタイヤラック(ストッカー)、経年による劣化を抑えるために今後も塗装などのメンテナンスは必要ですが、好きな色への塗り替えも可能。
また車の台数が増えた際にも上段へタイヤを置けるように改造も可能です。
そして自作したという愛着、好きなデザインや色を選べるなどDIYの醍醐味がありますので、皆さんも是非挑戦してみて下さいね。
≪オススメのDIY関連記事≫
【DIY】目隠しウッドフェンスを作ろう!キット不使用&アルミ支柱
【DIY】ラブリコで簡単DIY!オシャレな飾り棚の作り方!初心者向け
【DIY】キッズハウスの作り方!初心者でもできる
【DIY】ままごとキッチンの作り方!簡単に安く!
ケイタのDIYの歴史
スポンサーリンク