ねぇねぇ!砂場で遊びたいな~♪
うちの近くに公園がないし、たまにしか連れて行ってあげられないのよね。。。
庭にスペースがあるなら、簡単にDIYで砂場は作れるよ!やってみよう!
この記事はこんな方へオススメ
- 近くに公園がない
- 子供が砂遊び・外遊びが好き
- 庭に砂場が欲しい
砂遊びや泥遊びが好きなお子様は多いですよね。時間や周囲を気にせずに遊ばせたい。子供の喜ぶ顔が見たいという方は庭に砂場を作ってみてはいかがですか?庭に自分専用の砂場があるなんて、子供心を鷲掴みにできること間違いなしです!
この記事では少し大きめのサイズで可動蓋付きの砂場を製作する工程を紹介していきます。
Table of Contents
砂場DIYの仕様と設計
まずはどのような砂場を作るのか設計してみましょう!
各ご家庭によって設置可能な場所は異なりますので、必要な大きさで設計しましょう。
我が家はサイクルポートの隣に空きスペース(2150㎜×1300㎜程度)がありますので、下図の位置に設置することにしました。
子供達が遊びやすいように以下のような仕様を検討しました
①子供2人+大人がゆったりと遊べるようなサイズ感
②蓋付きにする(猫除け、雨除け)
③蓋は可動式で、子供でも開閉可能な形状にする
④周囲の色に合わせて塗装する。
⑤蓋を閉じた時に上に乗れるようにしたい
⑥砂場セットを収納する場所を作る
⑦隣家への目隠しを作る
本記事では①~④について紹介します。⓹、⑥、⑦については別記事で紹介します。
上記の仕様を検討して設計したのが以下の図面です。
次に各種寸法です。土台部分は1300mmの足場板を使って組み立てます。
その上に蓋となる板(1376×109)を6枚取り付けます。
この上蓋用の6枚の板を左右3枚ずつ蝶番で連結して開閉できるようにします。
※図面では12枚使ってますが、実際は6枚で製作してます
ちなみに図面はcaDIY3D-XというCADソフトで描いています。DIY向けでCADを使ったことのない人でも直感的に3D図面を描くことができる優れものです。
砂場DIYに必要な材料と工具
まずは必要な材料から確認しましょう。
<使用する材料>
・足場板 横1300㎜×縦200㎜×高さ40㎜ → 4枚
・2×4端材 高さ200㎜ → 4本
・コンパネ・杉野地板 1367㎜×109㎜×12㎜ → 6枚
・取っ手用角材 250㎜程度 → 4本
・蝶番 → 8個
・防草シート → 1400㎜×1400㎜
・油性塗料 → 適量
・刷毛
・各種ビス
次に使用する工具です。
<使用する工具>
・インパクトドライバー
・丸鋸
・丸鋸定規(各種)
・サンダー
・電動カンナ
・鑿(のみ)
・ハンマー
・鋸
・クランプ
砂場DIY~作業の流れ~
次に作業の流れを確認しましょう!
<作業の流れ>
①木材加工
②設置場所の整地
③砂場枠の組み立て
④塗装
⑤上蓋の組み立て
⑥ステンシルでロゴを塗装
⑦上蓋の動作確認
各ステップ毎に詳しく解説していきます。
①木材の加工
まずは木材を加工します。
基本的にホームセンターで木材を買った場合は無料のカットサービスを利用していますが、今回はほぼすべての木材がいただき物であるため、自分でカットすることになりました。
以下の木材を切り出します。
●足場板
横1300×縦20×高さ40㎜ → 4枚
●上蓋
1367×10×12㎜ → 6枚
●足場板固定用の木材
・2×4端材 高さ200㎜ → 4本
まず作業台の上にスタイロフォームを敷きます。
足場板を上に乗せてクランプで固定します。
丸鋸ガイドを使用して、丸鋸でカットします。枠となる足場板の1300mmを4本切り出します。
足場板を切り出したら、枠同士を固定するための木材を2×4で4本切り出します。足場板の高さと同寸法とするため200㎜にします。
画像でいうとこの部分です⇓⇓
次に上蓋の材料を切り出しておきます。コンパネを1376㎜×109㎜の寸法にカットしておきます。
1376㎜の寸法は丸鋸ガイドの長さがが足りないので直角の取れている木材でガイドを延長しながら切り出しました。
1mを超える丸鋸ガイドも板材を切る場合には重宝します。
木材を切り出したら、電動カンナで面取りをしておきます。
特に子供たちが手で触れる部分は入念に行います。
画像のようにで丸みを帯びる程度まで面取りします。
電動カンナは今回初めて使いましたが、今まで和鉋で地道にやっていたのが嘘のようにあっさりと綺麗に面取りできてしまいました。(感動)
木材のカットについては以下の記事も参考にしてね!
ホームセンターでカットサービスを無料にする方法があります。気になる方は以下のリンクを覗いてみて下さい。
直線カットの方法については以下の記事で紹介しています。
②設置場所の整地
続いて設置場所を整地します。
まずは土が見えるまで砂利を取り除きます。枠よりも若干広めに取り除いておいてください。
【Before】
はいはい!子供たちの出番ですよ~!
待ってましたー♪
小さなスコップで頑張ってくれたね!
【After】
これで整地はOKです。
次は組み立てに入ります!
③砂場枠の組み立て
整地が終わりましたので、いよいよ組み立てです!
カットした足場板を仮置きしてみます。
サイズ感を確認したら組み立てます。
下穴を開けて、100㎜のビスで留めていきます。
200㎜にカットした2×4材を4隅に取り付けて、ビスの当て木にします。
直角を確認しながらビスで留めていきます。
下穴を開けてからビス留めしていきます。
これだけ打てば大丈夫ですね。ビス同士が干渉しないように上下でずらして打ってくださいね。
組み立てたものがこちらです。もう砂場感があります。
④塗装
次に塗装ですが、周囲の汚れ防止のため塗装前に防草シートを敷いておきます。枠よりも若干大きめのサイズにカットすれば大丈夫です。
塗装にはウォルナットの油性塗料を使いました。足場板と蓋も一緒に塗っておきます。
ちなみに上蓋のうち2枚は野地板なので両面塗装。4枚はコンパネなので片面塗装です。
⑤上蓋の組み立て
塗料が乾いたら上蓋を組み立てていきます。
両端は枠に固定、2枚目は座面、中心の2枚は背もたれとなります。
赤丸・・・ビス留め
青四角・・・蝶番を表面に取り付け
緑四角・・・蝶番を裏面に取り付け
まずは両端の板をビス留めして足場板へ固定します。
注意
板材の反りによってビスが抜けてくる場合があるので、100㎜以上のビスを使用しましょう!
次に隣どうしの板を蝶番で連結させていきます。
ステンレス蝶番の51㎜を使用します。
まずは取付位置を決めて、マーキングします。
カッターで蝶番の輪郭に切り込みを入れる
ノミで削ります。
下穴を開けて、ビス留めします。
取り付けたら蝶番の動きを確認します。
同じ手順でその隣も蝶番を取り付けますが、こちらは動く方向が反対になるので、裏面(内側)に取り付けます。
上蓋の板材取り付けが完了しました。
気の早い娘は砂がないのに遊び始めてしまいました。。。笑
⑥持ち手部分を取り付け
最後の仕上げとして、取っ手と背もたれを支える役割を担っている角材を取り付けます。
蓋を開けた時に、枠に当たって自立する長さを確認します。
これは現物合わせの方がちょうどいい長さに調整できるので、このタイミングで切り出すのがベストだと思います。
同じ寸法のものを4本用意して、塗装します。マットブラックです。
上蓋の内側からビスで留めます。
取付完了です。ちゃんと自立しています。
⑦上蓋の動作確認
上蓋の動作を確認します。
ご覧の通りスムーズに開閉できます。
6歳の娘に試してもらいましたが、問題なく開けられました。
最後に砂を入れて砂場完成!
実際に砂を入れて完成させましょう!
抗菌砂なども売っていますが、めちゃくちゃ高いので…20kgで300~400円の川砂を入れることにしました。抗菌砂にすると10㎏で1000円以上はします。
公園や学校などの砂場に使われているのも抗菌砂じゃない場合が多いようですので、問題ないかと思います。最終的には自己責任ですが、遊んだらしっかり手を洗おう!と徹底しておきます!
20kg×6袋を投入しました。砂を入れるのも子供たちが手伝ってくれました。
防草シートを砂利で埋めたらひとまず完成ですね。
じゃじゃん!!
上蓋「閉」状態
上蓋「開」状態
「引き」状態
隣のサイクルポートと同系色で整えております。
ちょうどサイクルポートの影になるので、天気のいい日も暑さをしのぎながら遊ぶことができます。
サイクルポートDIYは以下の記事となります。興味のある方はぜひ覗いてみて下さい!
ステンシルでロゴを塗装
最後にステンシルでロゴを塗装します。ロゴ1つで印象が変わりますよ。
デザインはパワーポイントで作成しました。「Sandbox」の文字と砂山とトンネルをイメージしたロゴです。
ステンシルの簡単な手順
①紙に印刷したロゴをラミネートフィルムと重ねる
②カッターで輪郭をくり抜く
③フィルムを足場板に張り付ける
④周囲を養生する
⑤スプレーで塗装(2度塗り程度)
⑥数時間後に、養生とフィルムを剥がす
若干浮いた部分が滲んでしまいましたが、テープのり等で貼り付けると隙間ができにくくなるのでオススメです。
ロゴが入ると雰囲気が出ますし、自分の作品に愛着が湧くはずです!
実際にDIYした砂場で遊んでみた
完成後、子供たちに遊んでもらいました。
お気に入りのミッフィーの砂場セット♪
2人でベンチに座ってもゆったりと遊べます。4人くらいまでは大丈夫ですね。
ワンポイント
最後にちょっとした工夫と失敗した点について触れておこうと思います。
まずは工夫した点として、
<工夫して良かった点①>砂落とし用人工芝
遊び終わった後に周囲が砂だらけになる!by妻
という重大な苦情がありました(泣)
そのため砂落とし用に人工芝の切れ端を設置しました。昔ながらの硬いタイプの人工芝です。
↓↓これです↓↓
これだけでも結構砂が落とせるので、手前に置いておくか前面一帯に敷いておくのもいいかもしれません。
ちなみに子供達には長靴を履いて遊ばせています。
<失敗した点①>板が反る
元々、上蓋の板材は反っていたんですが、時間が経つと更に反りが大きくなってきます。特に野地板の反りは大きいです。
図のように年輪は真っ直ぐに戻ろうとする力がはたらくので、左図のように設置すると板の中央が凹む形となるため板の上に水が溜まりやすくなります。ウッドデッキなどを作る場合にも年輪の向きは気にしておいた方がいいですよ。
私は蝶番の切り欠く向きを裏表で間違えてしまったので、左図のように裏表逆のまま組み立ててしまいました。
雨の日は水が溜まりやすいです。
板材の裏表を決める時は年輪の向きに注意しましょう。
パパみたいに間違えないように!
・・・。
<失敗した点②>雨が降ると板が伸縮する
雨が降ると上蓋の野地板がかなり伸縮するという点です。
コンパネの伸縮は少ないですが、野地板は雨が降るとかなり伸びますし、乾くと縮みます。
雨が降り、板が伸びると板と板の隙間が少なくなり蝶番に負担がかかります。隙間に余裕がないと蝶番が破損する場合があります。私も一度だけ蝶番のビスがとれてしまったので、破損個所は隙間調整してボルト留めに変更しました。
板と板の間には少しだけ隙間を取った方がいいですね。
まとめ ~子供たちはみんな砂場遊びが大好き!さあ作ってみよう~
庭に砂場を作ったところ子供たちは物凄く喜んでくれました!
近くに公園がなくて、遊びたいときに砂場で遊べないといった悩みは解決されました。
砂でお城を作ったり、泥団子を作ったり、童心に返って子供たちと一緒に遊んでみるのもいいかもしれませんね。
この砂場はとても簡単に作ることができますし、撤去も難しくありません。とってもコスパのいい遊具です!
子供たちが砂場で思いっきり遊ぶ姿が見たい!そんな方は思い切って砂場を作ってみましょう!レッツ!DIY!
色んな砂遊びセットがありますが、キャラクターグッズや男の子にはダンプカーみたいのが嬉しいですよね。
我が家は砂場遊びの回数が増え、砂場セットが4つくらいまで増殖してしまいました。笑
最後まで読んでいただきありがとうございました!