「マグネットペイント」っていう塗料を見つけたんだけど、これって本当に磁石がくっつくの?
いいところに目を付けたね。
誰もが一度は使ってみたいマグネットペイント!実際に使ってみたので、どれくらいの磁力があるのか紹介していくね。
こんな方におすすめ
- マグネットペイントを使ってみたい
- マグネットペイントの効果を知りたい
- マグネットペイントの使用方法を知りたい
マグネットペイントを塗っていく過程と共に、何回塗れば磁石がくっつくのか検証していきたいと思います。
Table of Contents
マグネットペイントとは?
マグネットペイントとは金属の粒子を含有した塗料のことで、磁石を引き付けます。塗ったところが磁石になる塗料ということですね。持ってみると、金属を含んでいるというだけあって、見た目以上にずっしりと重量感があります。
今回使用したのはターナー色彩のマグネットペイント170mlです。
他にも500mlと1.5lのサイズがあります。
塗装可能な範囲は以下の通りです。
内容量 | 塗布面積 | 価格帯 |
170㎖ | 0.3~0.4㎡ | 2000円前後 |
500㎖ | 0.9~1.2㎡ | 4500円前後 |
1.5ℓ | 2.7~3.6㎡ | 11500円前後 |
塗布面積の割に高価な塗料ですので、塗布する範囲をしっかりと確認してから購入してくださいね。
塗料をケチって塗る回数が少ないと磁石が付かないので注意してね。
準備するもの
塗装を始める前に下記のものを準備しましょう
準備するもの
- ウエスなど
- 塗装用の筆×2本
- マグネットペイント
- 上塗り用塗料
- マスキングテープ
- 新聞紙等
室内で塗装する場合には周囲を汚さないようにしっかりと養生しましょう。
マグネットペイントを塗布する場所
塗装可能な材質は以下の通りとなっています。
室内壁、塩化ビニールクロス、石膏ボード、プラスターボード、モルタル、コンクリート、木部
反対に以下の材質には塗装できないので注意してください!
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系素材、ナイロン、ゴム
私は子供たちが遊ぶキッズハウスの室内木部に塗布しました。
マグネットペイントを塗布する手順
塗付する手順は以下の通りです。
① ウエス等で塗装面を綺麗にする
② マスキングテープなどで養生する
③ 塗料をよくかき混ぜる
④ マグネットペイントを3回以上塗布する
※乾いてから重ねる
⑤ 乾いてから他の塗料を上塗りする
① ウエス等で塗装面を綺麗にする
木材の表面にほこりやごみが付着していると表面が凸凹になったりして磁石が付きにくくなったり、見た目が悪くなってしまうのでウエスなどできれいに拭き取ります。
表面の凹凸が大きい場合はサンダーやサンドペーパーで滑らかにしておきましょう。
② マスキングテープなどで養生する
マスキングテープで塗布する箇所としない箇所をわかるようにします。また垂れて周囲を汚さないように床面などにも新聞紙やビニールなどを敷いておくといいでしょう。
③ 塗料をよくかき混ぜる
塗料は使用前によくかき混ぜて下さい。これはマグネットペイントに限らず、多くの塗料でも同じことが言えます。内容物が内部で分離していることがあるので、必ずかき混ぜて均一になるようにします。
④マグネットペイントを塗布する(塗布状況観察)
塗布する準備が整ったところで実際に塗っていきますが、せっかくなので実験をすることにしました。塗り重ねるとどれくらい磁石が付くようになるのか?塗るたびに動画で残してみました。
暇なひと……興味のある人は参考に見ていってくださいね
マグネットペイント塗布(1回目)
水で薄めたりせずにそのまま塗ります。伸びが悪いのでちょっと塗りにくいですが気にせず塗っていきます。
1回目が塗り終わりました。
見た目はしっかり塗れたように見えますが、果たしてどれくらいくっつくのか?
まずは一回塗っただけの状態で試してみます。
今回、実験に協力してくれるのはこのお二人。
左が背面に世界一の磁力を持つネオジム磁石を装備した「ネオジムスティッチ」
右は背面に普通の黒い磁石を装備し、飛行機のパイロットの服を着ている「パイロットミッフィー」
これらを塗布後の塗装面にくっつけて安定感を確かめます。
それでは1回目!
ネオジムスティッチは触れると簡単に回ってしまいますが、落ちないのは流石のネオジム磁石です。
パイロットミッフィーは磁石の薄い部分にはくっつくことができず、すぐに落ちてしまいました。パイロットの服を着ていましたが、既に飛ぶ準備はできていたようですね。
ミッフィーちゃん…飛ぶ準備ができていたんだね。
④マグネットペイント塗布(2回目)
さて気を取り直して2回目の塗布が完了した後はどうでしょうか?
ネオジムスティッチは触れても回ることはなく、ピタっとくっつくようになりました。
対してパイロットミッフィーは少し不安定ですが、簡単に落ちることがなくなりました。
マグネットペイント塗布(3回目)
最後に3回目の塗布です。
ネオジムスティッチはよく塗装面にくっついていて、外す時には引っ張られる感覚がありました。
パイロットミッフィーは場所を選ばず安定的にくっつくようになりました。
ちょうど塗料も使い切りましたが、これくらいくっつけば安心してマグネットボードとして使用できますね。
⑤ペンキの上塗り
マグネットペイントが乾いたら、表面に上塗り用の塗料を塗布します。マグネットペイントだけでは表面が剥がれたりすることがあるそうなので、表面保護のためにも上塗りが必要です。
上塗りは専用の塗料である必要はありません。今回はカインズのホワイティカラー(ピュアホワイト)を使用しました。
刷毛で塗っていきます。
1回の塗装では少しムラがありますね
そして上塗りしても磁石たちは堂々とくっついています。
ペンキの上塗り(2回目)
塗りムラ解消のため、乾燥後に2回目の上塗りを行います。これでほとんど塗りムラはなくなりました。磁石たちもピンピンしてます。
最後にマスキングテープを剥がして完了です。
塗装完了です。
まとめ ~マグネットペイントは塗布範囲と上塗り回数厳守!~
つたない実験記事にお付き合いいただきありがとうございました。
やはり3回以上塗らないと十分な磁力が得られないことがわかりました。
そう書いてあるし、当たり前じゃん。。。
・・・・・。
この記事で学んだことは「マグネットペイントは高価だけど塗布範囲と上塗り回数はしっかり守ろう!」ということです。笑
完成形はフレームを取り付けて子供たちがキャラクターの磁石で遊ぶ場所となりました。普通のマグネットボードを取り付けるよりカッコいいでしょう?
マグネットペイントに興味がある方の参考になれば嬉しいです。