子供たちが元気いっぱい遊べるように
子供部屋にキッズハウスを製作しました。
【この記事の内容】
・キッズハウスDIYの材料、工具
・キッズハウスの作り方
遂にキッズハウス完成しました‼︎コツコツと隙間時間を積み重ねること2か月半。子供と一緒に作る過程を楽しみながらの作業でペンキで服を汚したり、頭をぶつけながらも手伝ってくれました。
— ケイタ@DIYブロガー (@kt_conboy) November 29, 2019
小学校くらいまでは遊んでくれるといいな。
<製作費>12000円程度#diy#キッズハウス#キッズハウスdiy pic.twitter.com/LXRAvYfguJ
少しだけ自己紹介です。
私、ケイタのDIY歴は約1年半です。小さな子供が2人いて、子供達が喜んで遊んでくれるものを中心にDIYしています。下記は今まで作ったものの一例です。
初心者の部類に入る私が、無事に完成させることができたので、未経験の方やDIYを始めたばかりの方でもきっと製作可能です。特殊な技術は必要ありません。
必要なのはやる気と隙間時間だけです。まずはこの記事を読むことから始めてみましょう。
Table of Contents
キッズハウスDIYの目的
製作の目的は、子供が自分の好きなように使える秘密基地のようなスペースを用意してあげたかったのと、一緒に作る過程を経験することでモノづくりの楽しさを感じて欲しいという2つです。
あとは既成品よりもコストが抑えられ、見た目も自分好みのものが作れるということ。
私は12000円くらいで作ることができました。
キッズハウスの仕様(DIY)
最初のイメージはこんな感じ↓
・サイズは910mm×1820mm×900mmの2階建て ・2階へは梯子で上り下りする ・窓は開閉できる ・ナチュラルテイストの2トーンカラー ・低コスト、単純構造
寸法や材料をざっくりと記した設計図です。
見ての通りオリジナル設計となっております。
CADやソフト等は使ったことがないので手書きです。
そしてこの寸法では無理だな…みたいなことが製作途中に度々発生しましたので、常に更新されていきます。
初心者あるあるだと思いますが、作りながら学ぶことが多かったです。
キッズハウスDIYに使用した材料・工具
ほぼSPFの2×4材と1×4材でできています。
※工具や道具は実際に購入して使い勝手の良かったものを抜粋して記事内で紹介していきます。
使用した材料と工具 木材 固定金具各種 塗料 他 使用工具
・SPF 1×4材×長さ1820×18本
・SPF 2×4材×長さ1820×5本
・SPF 2×2材×長さ1820×2本(梯子用)
・合板(壁用)1820×910×2枚
・窓枠用木材
・窓枠(100均A4ウッドフレーム)
・窓枠用丁番
・ランタン吊下金具
・梯子引掛金具
・水性塗料(白、ミントグリーン)
・木部保護用塗料(無色)
・ビス各種
・インパクトドライバー
・マルノコ
・マルノコガイド
・ジグソー
・サンダー
・カンナ、ノミ、金ヤスリ
・直角定規
キッズハウス 製作工程
育児休業中に隙間時間で製作しましたので、まとまった時間は取れず2か月半かけてコツコツ進めていきました。そのため一つの工程ごとに資材の購入や切断・塗装をおこなっています。
構造体
○木材カット
使用した材料
・SPF1×4材 3本
・SPF2×4材 6本
・塗料(白)
SPF2×4材をキッズハウスの全高に合わせて切断。
高さ900mmを6本用意します。
SPF1×4材は2本を半分に切断して4本にします。 慣れないマルノコを使用…
以前はホームセンターでカットをお願いすることも多かったですが、カット数が増えるので自分で施工することにしました。
最初は長い金尺を当ててマルノコ使用を試みましたが、上手くいかずマルノコガイドを購入。
ちゃんと厚みがあるから押さえやすく、下部に爪があるのでガイドを木材に引っ掛けるようにして固定することができます。まっすぐ切れたので少し(´▽`) ホッとしました。
○ペーパーがけ
金ヤスリで角を取りサンドペーパーや電気サンダーで塗装前の準備
○塗装
ピュアホワイトに塗装(2度塗り)
塗装後の写真です。
塗装後に仕上げ用#800程度のサンドペーパーをかけて、室内での作業に移ります
○組み立て
インパクトドライバーで下穴開けしてビス止め
あまり端を狙い過ぎると木材が割れてしまうので注意。
使用している工具はマキタのインパクトドライバーです。
14.4Vのタイプです。DIYに十分なトルクと耐久性を兼ね備えたモデルです。
ひたすらビスうちの繰り返し
900㎜にカットした2×4材2本を半分にした1×4材で留めます。
直角定規をあてがいながら、90度になるように留めていきます
同じものを2つ作ります
切断していない1×4材で先ほど作った二つの土台を留めます
上部と下部、反対側も同様に留めていきます。
中央部分に柱として900㎜の2×4材2本を留め、
左側は入り口部分となりますので下部の木材は取り外しました。
外した木材を中央上部に取り付け枠組み完成。
強度が不安な方は上部に2本取り付けてもいいかも知れません
うちは4歳児が上を歩き回っても全然大丈夫です。大人もそーっと乗ってますが大丈夫です。
壁用合板
使用した材料
・ファルカタ合板 2枚
・塗料(白)
○サイズの確認
ファルカタ合板のサイズを確認。購入したままのサイズのため、カットはしていません。
ペーパーがけして窓の位置決め。A4のフレームを百均で2つ購入して、ぴったりハマるサイズに切ります。
○窓部分をジグソーでくり抜く
インパクトドライバーで大きめの穴をあけてジグソー(借り物)で切っていきます。
無事、窓が開きました。
少しバリが出ますが、ヤスリ、ペーパーがけできれいになります。
○全体をペーパーがけした後に塗装
枠組みと同じ色です。室内側の部分は塗っていません。
塗装後にも仕上げのペーパーがけ
※外壁部分ですので、ここをサボると触り心地が結構違ってきます。(木材にもよりますが)
○位置合わせ
カットしなくてもちょうどいい幅でした。
○壁板をビスで固定
天板
使用した材料
・SPF1×4材 11本
・塗料(無色)
○塗装前のペーパーがけ
娘も手伝ってくれました
反復横跳びでしょうか?笑
○塗装
塗装は無色の木部保護用の塗料を塗りました。
室内使用ですし長期間使うものではないので、省略も可能だと思います。
↓
○仕上げペーパーかけ
○枠組みに並べてみる
ここで問題発生。安価な木材を選んでしまったので捻じれが発生‼
よーく見ると少し木材が浮いていると思います。
色々試しましたが、反りは濡らしたり乾かしたりすると割と直りやすいですが、捻じれは直りませんでした。
ホームセンターで一番安くて大量に積んである木材から購入したのが失敗でした。1本248円くらいの木材です。
後からホームセンターにて398円程度のSPF材を見るとほとんど捻じれていませんでした。248円の木材はほとんど捻じれています。
これは木材の選定ミスですね…初心者がやりがちな失敗かと思います。少し高くてもねじれの少ない木材を購入しましょう。
○ビス留め
全て買いなおす訳にもいかないので、1本1本力業で捻じれを抑えながらビス留めしました。
木材への負担はあるでしょうが、特に割れることなく修正できました。
※完璧に真っ直ぐとは言えません
↓↓内側から見た天板
中央の木材と天板をビス留めします。
また、私は捻じれを直すことに必死だったのでやってませんが、SPF材1本ずつをダボ打ちして連結させると、より強度が高まるので良かったかも知れません。
窓枠
使用した材料
・A4フレーム 2個
・木材フレームの大きさに合うもの
・塗料(ミントグリーン)
・丁番 4個
○木材カット
窓枠の大きさに合わせて木材をカットします。
観音開きの窓ですので上下左右1㎜程度の余裕を確保しました。
○塗装前のペーパーかけ
○塗装
塗装は娘と一緒にやりました。色はミントグリーンです。
服を汚さないように大きな袋で完全防備です。
○塗装後
○仕上げペーパーかけ
○木工ボンドで壁面に枠を取り付け
※手摺りと同時進行でしたので工程は前後します
○丁番4つで窓枠取付
当初はガラス部分にアクリル板を取付予定でしたが、開閉のしやすさを考慮して取り付けませんでした。取り付ける場合はA4の額に付属されているもので十分だと思います。
手摺り
転落防止用の手摺りを製作します。
使用した材料
・SPF 1×4材 2本
・SPF 2×4材 3本
・T字固定金具 4個
・L字固定金具 4個
○木材カット
まずは2×4材を600㎜にカットしました。全部で9本。
カットした後で配置の確認をして、それに合わせて1×4材を適度な長さにカットしました。
支柱の間隔とバランスを確認。落とすと床が傷つくので注意です。
○ペーパーがけ
○塗装(無色)
○ペーパーがけ(仕上げ)
○手摺り組み立て
上からビスで留めました
固定金具(T字)を取付
両側に取り付けます。合計4か所
○組み立て後に取り付け
とりあえず短いほうを取り付けてみました。
固定金具(L字)を取り付けて安定性を確保します。
これも両端しか付けておりません。合計4か所。
固定金具の段差(2㎜)をなくすため床を「のみ」で削りました。
子供が素足で歩くのでできる限り段差はなくしたいものです。
のみの扱いには慣れていませんが、端部分にカッター使うとやりやすかったです。
のみで強引に削るとすぐにめくれてしまいますので注意が必要です。
ここでも剃り捻れの修正が大変だった。
取付後、手摺りの高さが子供には少し高かったし、強度に不安があったので
せっかく取り付けたのですが、取り外して高さを変更しました。600mm→400mm
全ての支柱を再切断しました。
切断後、少しコンパクトになりました。
見た目の圧迫感もなくなった気がします。子供が手摺りにもたれても大丈夫です。
全体のバランスも良くなった気がします。
完成が見えてきましたね。
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梯子製作
全体工程の中でも仕上げ段階に入りました。
2階部分へ上るための梯子の作成です。
使用した材料
・SPF 2×2材 2本
・SPF 1×4材 1本
・引っ掛け金具 2組
○まずはペーパーがけ
直接子供が握る部分ですので入念に角を取りました。
〇踏板部の木材カット(2×2材)
仮置きしてみて梯子の高さと角度を確認。
〇目安線の記入
踏板が水平になるように取付位置の目安を柱に記入しておきます。
〇のみで踏板取り付け部を削る
先ほど記入した取付目安線の部分をのみで削り、凹ませます
こんな感じで両側を施工します。
〇溝が掘れたら、下穴をあけてビス留め
乗った時に荷重がかかる部分ですので、これで十分な強度が得られると思います。
踏み板4枚の取付完了
本体に立てかけてみて踏板の間隔を確認
余った部分をちょうどいい高さにカット
〇梯子完成
ここで塗装(無色)→仕上げペーパーかけ
本体に立てかけてみて高さと固定金具の取り付け位置を確認
〇梯子固定金具取付
固定金具は引っ掛ける方式にしました。
固定していないと転倒の不安がありますし、取り外しできないと不便な場合も考えられるので。
〇梯子取り付け
いい感じです。持ち手は子供が握りやすいように細めですが、頑丈です。
見た目もシャープ!
その他
ここからは付属品の取付等になります。
〇ランタンの取付
使っていないランタン風のアロマキャンドル入れが使わずに転がっていたので、取り付けることにしました。
適当な場所に穴を開けます
釣り金具を手でねじ込む
ランプを取り付け
取付完了!!
結構、雰囲気のある見た目なのでいい味が出てます。
〇内部照明をビスで取り付け
これは百均で発見した掘り出し物の照明です。
100円ではなく、500円ですが。。。
リモコン操作で点灯、消灯、減光が可能です。
また直接照明をプッシュすることで点灯・消灯も可能となっています。
2個セットです。amazon等で探すと3個セットが1200~2000円くらいするのでお買い得でした。
2個では少し暗いので、3個くらいつけてもいいかもしれません。
↓これはタイマー付き3個セットで1000円で買えます!
※照明に関しては電池交換が負担になってきたため、しばらく使用した後に電池式→コンセント式に変更しています。
その様子については~内装編~にて紹介しています。
キッズハウス完成
そして遂にキッズハウス完成です‼
子供が怪我をしない点にも配慮できましたし、見た目も満足な出来栄えとなりました。
子供に塗装や運搬を手伝ってもらったり、どの色がいい?と聞きながら進めていくのも楽しかったです。
少し場スペースが必要なキッズハウスですが、姉妹の小さなおうち、秘密基地として小学校くらいまで遊んでくれたら、製作者として本望ですね。
制作費用・・・12000円程度
製作期間・・・2か月半
※休日しっかりやれば7日間くらいで完成できると思います。
DIY初心者の私でもここまで作ることができました。興味のある方、お子様の喜ぶ顔が見たいという方の参考になれば幸いです。
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また当記事の続編としてキッズハウスの内装DIYについても以下の記事で紹介しています。
是非こちらの記事も覗いていってください!