うちの娘ちゃん(5歳)がYOUTUBEにハマってしまいました。時間があるとすぐにYOUTUBE見たい!と言ってます。
ちょっと対策考えないとね~。
YOUTUBE見たい!おままごと動画見てるのが楽しい!
このように「YOUTUBEばかり見たいという」娘に夫婦で不安を感じたので真剣に話し合って対策を打つことにしました。同じような悩みを持つパパやママに読んで欲しい記事です。
この記事の内容
- YOUTUBEを見すぎるとどうなるのか
- YOUTUBE中毒になった原因
- 効果のあった5つの対策
夫婦で考えた対策とその結果を紹介していきます。
Table of Contents
YOUTUBEを見過ぎる娘(5歳)の状況
現在の娘の状況についてまずは紹介します。
・幼稚園に通っている5歳児
・1日のテレビは2時間まで
・一人で見る時間がある
・リモコンの操作は自分でできる
・怖いキャラクターが苦手だからアニメはあまり見ない
・おままごとが好き
・テレビの切りが悪いとお風呂やごはんに遅れる
・お出かけしたりしてYOUTUBEの時間が少ないと怒る
こんな状況です。ご飯やお風呂に遅れたり、怒ったりする日がたまにあり、これは許容できないと感じ始めました。
なぜ?いつからYOUTUBEを見過ぎるようになった?
YOUTUBEを見始めたころはこんな感じではなかったです。いくつかの原因が思い当たったので一つずつ紹介していきます。
いつからこうなったんだろう?
う~ん。
コロナ禍により家庭で過ごす時間が増加
「コロナ禍」で外出できない状況が続いたので、テレビやYOUTUBEを見せる機会が増えたのも一つの要因です。それ以前は録画したアンパンマンやEテレを好んで見ていました。
YOUTUBEのリコメンド機能では次から次へと興味のあるコンテンツが表示されたり、1つの動画が短時間で終わるため飽きずに見てしまいます。従来のような決まった時間に始まるアニメや1回30分で終わるコンテンツとは違い、見るのをやめにくい環境と言えるでしょう。
次女の誕生による環境の変化
一昨年、次女が誕生してからは長女に付きっ切りではいられなくなったので、自由に遊ばせる時間が増えました。
また、口に入れると危ない小さなおもちゃ、落としたら壊れそうなおもちゃは次女が触れない隣の部屋に収納するようになったので、長女からするとおもちゃを出すハードルが上がってしまったのかも知れません。
1人で遊ぶのが苦手
これは生まれ持った気質や性格かもしれませんが、大人と一緒に遊ぶのが好きで家ではパパママ、幼稚園でも先生を引っ張っていきがちで、一人遊びは苦手なようです。
こういうタイプの子をうまく一人遊びさせるには次の3つが有効と言われています。
・最初は一緒に遊ぶ
・課題を与えて去る
・必ず戻ってくる
我が家でも実践している真っ最中ですが、徐々に一人遊びや親がいない場所でも遊べるようになってきました。
好きなコンテンツがYOUTUBEにあった
娘はおままごとが好きなので、YOUTUBEでは人形を使ったおままごとやごっこ遊びの動画を見つけてそれを気に入って見ていました。
そういった動画の特徴はざっくりと以下の特徴があります。
・人が遊んでいるのを見ているだけで自分で考えない
・単なるおもちゃの商品紹介
こどもの考える力を育てたり、物語から何かを学ぶことには繋がらないと私は感じました。
紹介動画をたくさん見ていたので、おもちゃには詳しくなっていました。
YOUTUBEはどれくらい見せてもいいのか?
YOUTUBEやテレビはどれくらいなら見てもいいのかを調べました。
日本小児科学会の提言で、テレビの見せすぎは言語能力の発達に遅れが生じる可能性があるといわれております。
1歳6ケ月健診対象児計1900名について調査を行い,内外の知見と併せて検討しました.この結果,長時間視聴は1歳6ケ月時点における意味のある言葉(有意語)の出現の遅れと関係があること,特に日常やテレビ視聴時に親子の会話が少ない家庭の長時間視聴児で有意語出現が遅れる率が高いこと,このようなテレビの影響にほとんどの親が気づいていないことが示されました.
http://www.hakujyuji.com/media-syounikagakkai.htm
違う条件の統計でもテレビの時間が長くなると、言語の発達によくない旨の内容が記載されておりました。明確な推奨時間は記載されていませんでしたが、調査の対象が4時間未満と4時間以上に分けられていたので、長くても4時間未満にするのが好ましいと考えられます。
時間の他には以下の内容が記されております。
・テレビはつけっぱなしにせず、見終わったらたら消す
・授乳中や食事中はテレビを消す
・子供部屋にはテレビ、ビデオを置かない
・乳幼児に一人でテレビを見せない
http://www.hakujyuji.com/media-syounikagakkai.htm
この提言を参考にテレビとの付き合い方には注意が必要ですね。
ツイッターでアンケートを実施
実際に他のご家庭ではテレビやYOUTUBEの視聴時間に制限をしているのでしょうか?
Twitter上でアンケートをしてみましたので、その結果を報告させていただきます。ご協力いただいた方、ありがとうございます。
https://twitter.com/kt_conboy/status/1372430574770483200?s=20
投票数は31票、約半数は2時間以内の時間制限を設けているそうです。制限なしが3割、全く見ないが1~2割いたことにも驚きました。
対象年齢の設定をしていなかったのでアバウトな結果ですが、多くのご家庭で2時間以内の時間制限をされているということがわかりました。何かしらの対策をされているということですね。
YOUTUBE中毒になった時のデメリット
YOUTUBEばかり見ているデメリットとして以下のようなことが考えられます。
デメリット
・言語能力発達の遅れ
・他の遊びをしなくなる
・頭を使わない
・YOUTUBEが見れないと怒る
・刺激の強いものばかりを欲する
・集中していると人の話を聞かない
・食事やお風呂に来るのが遅い
・目が悪くなる(恐れがある)
・外で遊ばない
反対にメリットも考えてみました。
メリット
・特定の分野に詳しくなる
・遊び方を覚える
・親の時間が作れる
・ダンス動画のように身体を動かすものもある
・工作動画のようにクリエイティブなものもある
YOUTUBEにはメリットもありますが、自分をコントロールすることが難しい年齢の場合は親が上手く誘導してあげる必要がありそうです。
YOUTUBE中毒対策
対策を考えました。この対策が目指すところは次の3つです。
・YOUTUBEを長時間見ない
・嫌々やめさせない(納得させる)
・一人遊びできるようになる
視聴時間を決める
視聴時間に上限を設けます。以前は2時間と決めていましたが、時計の針を見てアバウトに管理していたので日によってはオーバーしていました。
今回、2時間経ったことがすぐにわかるように、残り時間がわかる時計を導入してみました。
タイマーのつまみを回すと、回した時間の分だけ色が変わって、時間の経過とともに色の付いた範囲が減少していきます。残り時間が色の違いで一目瞭然ですので、小さい子供も理解しやすいです。セットしておけばアラームが鳴りますので。目と耳で残り時間を知らせてくれます。タイマーのみの商品とタイマーと時計がセットになった商品があります。
これは後々、勉強する時間を設定する場合にも使えるアイテムだね。
他の遊びのハードルを下げる
次女が生まれた影響で「おもちゃがすぐ手の届く場所にない」のも原因の一つだと考えられます。そこでハードルを下げる方法を考えました。
・おもちゃが置いてある部屋が見えるようにする
これは我が家の間取りを知らないとわからない思うので、簡単な図で説明します。赤枠のリビングスペースで多くの時間を過ごします。
左にあるのが子供のおもちゃが置いてある和室ですが、次女(1歳)が入っていかないようにドアを閉めています。そのためおもちゃは視界に入らない状態でした。
そこでドアを常時開けて柵に変えることで、視覚的におもちゃが見えて遊びたくなるというのが狙いです。
実際に設置した写真がこちらです。
この柵は使っていないベビーサークルを改造して開閉可能にしたものです。来客時にはドアを閉めることもできます。
製作時間は1時間です。作り方は以下の記事でご確認ください。
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絵本を見える場所に設置する
本の表紙が見えるようにディスプレイすると本が読みたくなるそうです。コンビニの雑誌ディスプレイがまさにその効果を狙った配置ですよね。今も絵本はリビングにあるのですが、目につきにくい場所なので改善が必要です。
【既存の本棚の配置図】
【本の収納その① ラブリコ棚】
ラブリコで作った棚にも本を立ててあるのですが、文庫本や単行本サイズを子供の届かない置に並べてあるので、絵本のディスプレイには向いていません。
ラブリコ棚の作り方記事は以下をご覧ください
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【本の収納その② 作り付けマガジンラック】
ダイニングスペースにはマガジンラックがあり多少の絵本は収納してありますが、このスペースでは遊ばせていないので視界に入りにくいです。
そこで、図の位置に新たに絵本コーナーとして壁掛けシェルフを設置することにしました。
百均アイテムを利用して3連の壁掛けシェルフを設置。「長女の手は届くけど、次女は届かない」そんな高さに取り付けました。
作業時間は1時間です。取付方法は以下の記事でご確認ください。
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また、小さい子が散らかすのを気にしない場合はこのような収納家具を購入するのも手ですね。我が家はメインの絵本収納として和室(柵の向こう)に置いてあります。
テレビのチャンネル権を明確にする
チャンネル権といったものが我が家には存在しませんでした。
私も妻もほとんどテレビを見ないからです。ニュースすら見ませんし、食事の際もテレビが見えない位置です。稀に見る場合も録画して子供が寝てから見る。そんな環境なので、昼間は長女しかテレビを見ない環境でした。だから、テレビは自分が見たいときに見ることができると勘違いしていたのかも知れません。
そこで「全員が平等に見る権利がある」ということを明確にして「くじ引き」でテレビの順番を決めることにしました。
この「くじ引きボックス」を作りました。イラストがくじになっていて、引いた順に貼り付けておくことができます。
下記の記事で簡単な作り方を紹介しています。家にあるもので製作可能ですよ。
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きちんと理由を話す
シンプルに理由をわかるように説明してみましょう。
・テレビ見すぎると何が良くないのか
・他の遊びをするとどんないいことがあるのか
これらを伝えるだけで意識が変わるかもしれません。
子供からすると、「テレビばかり見ることが悪いと思っていない」「他の選択肢のことを忘れている」こういうパターンもありますので、素直に聞き入れてくれる場合もあります。頭ごなしに「見すぎだからダメ」と言うのではなく、きちんとした理由を伝えてみましょう。
まとめ ~環境を整えることでYOUTUBE中毒から抜け出せる~
様々な対策を取ったことが功を奏し、娘はYOUTUBE!YOUTUBE!と言わなくなりました。今までYOUTUBEを見ていた時間はお絵かきしたり、絵本を読む時間になりました。また最近遊んでなかったキッズハウスでも遊ぶ回数が増えました。
始めはテレビを見る時間が少しありましたが、他の遊びの楽しさを再確認できたのかテレビを見ることがほとんどなくなりました。下記対策が効いていると考えられます。
YOUTUBE見過ぎ防止対策
- 視聴時間を明確にする
- 他の遊びのハードルを下げる
- 絵本を見える位置に配置する
- チャンネル権を明確化
- きちんと理由を話す
効果があったみたいで一安心。
これからも姉妹の成長にあわせて、部屋の環境も変化させていかないといけないですね。
大きくなってからは時間の使い方に親が口を出すべきじゃないのかも知れませんが、幼稚園や小学校低学年の時期は様子を見ながら自分のためになる時間の使い方に導いてあげたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。