上の子が生まれた時に買ったベビーサークル、ドア付きにならないかな?
下の子は通さないけど、上の子は通ってもいいんだよね。
お子さんが生まれるとベビーサークルなどを設置して、危ない場所に入らないようにしますよね?しかし、2人目、3人目と生まれて一番上の子が大きくなると、いろんなものに対する危険性がわかってくるので、入っても大丈夫になります。しかし柵を飛び越えるほど大きくないのでドアがないと通り抜けできない。
そんな悩みを解消すべく、この記事ではドアの付いてないベビーサークルをドア付きに改造する方法について紹介します。a01
目安として、2歳未満の子と3歳~9歳くらいのお子さんの組み合わせのご家庭で重宝するのではないかと考えられます。
8~9歳以上(柵を超えられる)
3~4歳以上(ある程度の危険を察知できる)
2歳未満(小さなものを口に入れる)
この記事の内容
- 必要な材料と工具
- ベビーサークルをドア付きに改造する方法
順に解説していきます。
目次
ベビーサークル改造の概要
まずは改造の概要を説明します。改造するのはこのようなタイプのベビーサークルです。
ドアが付いていないタイプのものです。我が家ではこれを2つ購入してリビング全体を囲っていましたが、長女が成長するにつれて必要がなくなり、押し入れで眠るようになりました。
ドア付きのものも売っていますので、2人目、3人目と予定がある方は最初からドア付きを購入することをオススメします。
※ドア付きの方が値段が高いです
【Before】
90cmの柵をプラスチック製のジョイントで接続しているのが、改造前の状態です。
【After】
これを蝶番で開閉可能にするために上と下の縁を切り、切った部分に新たに木材を追加します。反対側はロック機構としてかんぬき錠を取り付けます。
ベビーサークルドア付き改造に必要な材料と工具
必要な材料と工具は以下の通りです。
必要な材料
・ベビーサークル(必要数)
・木材A(500×30mm)
・木材B(80×40mm)
・木材C(100×60mm)
・蝶番2つ
・ロック部品(かんぬき錠)
・各種ビス
必要な工具
・インパクトドライバー
・+ドライバー
・ノコギリ
ベビーサークルをドア付きに改造する方法
以下の手順で改造していきます。
改造手順
1.既製品柵の加工
2.蝶番の取り付け
3.ロック機構取付
既製品柵の加工
この既製品の柵(90㎜)を加工していきます。
7:3くらいの長さに切断します。上と下で長さが違うといけないので、スコヤと定規で同じ長さになるように墨付けします。
ノコギリで切ります。まっすぐに切断できるように直線ガイドを使用しています。
木材をまっすぐに切断する方法はこちらの記事で紹介しています。
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次に縦格子の下部を切断して、上部と下部の縁を切ります。切り離した上部は可動側、下部は固定側となります。
上部の切り離した部分はこのままではぶらぶらしたままですので、切り離した木材と同じくらいの長さの木材Aをビスで取り付けて固定します。
下端ぎりぎりにつけると開閉させたときに擦ってしまうので、少し上に付けます。縦格子1本毎にビスで固定していきます。割れに注意してください。
ビスで留めたら、はみ出た部分を切り落とします。
最後に蝶番を付ける台座部分の木材B・Cを取り付けますが、寸法は完全に現物合わせです。2枚を重ねてビスで留めます。
これを最初に切り離した柵に取り付けます。これで柵の準備は完了です。
ベビーサークル蝶番の取り付け
上記画像の矢印位置と上端部分の計2か所に蝶番を取り付けます。
取付位置に印を付けます。
※画像は蝶番の向きが裏表反対になっていますので注意‼
ポンチでマーキングしてドライバーでビスを押し込みます。
取付できました。
実際に部屋に取り付けて開閉動作を確認します。先ほど組みあがった可動柵を取り付けます。
開閉動作良好!あとはロック機構を取り付けるだけです。
ロック機構(かんぬき錠)を取り付け
ロック機構として、かんぬき錠タイプのものを取り付けます。(自宅に転がっていたので)
ビスで留めるだけですので簡単に取り付け可能です。
上の娘が開けられるか心配でしたが、5歳の娘は難なく開けることができました。
以前作ったベビーゲートでは手作りのロック機構を端材の木で作りました。興味のある方はベビーゲートDIYの記事を覗いてみて下さい
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ベビーサークル(ドア付き)完成!
製作時間1時間程度で簡単にできました。端材と余った部品を使っているので、製作費はかかってません。
完成した写真を見て感じたかもしれませんが、我が家ではちょっと特殊な使い方をしています。下図の通り、部屋の大きさに合わせて壁に沿うように設置しています。両端を本棚や収納ボックスで抑えてしまえば動くことはありません。
サークルの長さが部屋の大きさとピッタリってことはないので、実際には数センチ切り落として調整する必要があります。
ベビーサークルをドア付きにしたメリット
ドア付きに変わったメリットを紹介します。我が家は特定の部屋への仕切りとして活用しているため、偏ったメリットになってます。
ドアを開けたままにできるので部屋が明るくなった
東側の部屋にベビーサークルの仕切りを設置したので、自然光が入り部屋が明るくなりました。設置前はドア自体を締めっぱなしにしていたので、照明を付けないと暗かったです。
長女がテレビばかり見ないようになった
このサークルを設置した理由は長女のテレビ離れを促すためでした。
小さい子がいると触れてもいいものを制限する必要があるので、飲み込むと危ないものや簡単に壊れてしまうものは、ドアの向こうに収納してあったのです。視界が開けたことでおもちゃが目に入るようになり、テレビ以外の遊びに興味が湧くようになりました。
作戦成功です!
子供が遊んでいても視界に入る
ドアが閉まっていると中の部屋で遊んでいる姿が見えなかったので心配になることがありましたが、サークルを置いたことでドアを解放できるようになり、料理をしながらでも娘の姿を確認できるようになりました。
子供の姿が見えてると安心感が違うね。
通行が楽になった
ドアの開閉をしなくても良くなったので、単純に通行が楽になりました。また一日数十回の足上げ運動をするようになるので、我々の健康にもいいかもしれません。
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ドア付きベビーサークルの注意点
ドア付きにしたことによる注意点についてお話しします。
蝶番にしたことで指を挟む危険性があります。
これは各部屋のドアでも同じですが、開閉する時に近くにいる場合は注意して見てあげて下さい。ビニールテープで覆っておくなどの対策もできるので、必要に応じて試してみましょう。。
ベビーサークルは簡単にドア付きに改造でき、用途も広い(まとめ)
とても簡単に改造できますのでドアが付いてないベビーサークルを持っているけど、ドア付きにいしたい。そんな方へオススメのDIYです。
手順を振り返っていましょう。
改造手順
1.既製品柵の加工
2.蝶番の取り付け
3.ロック機構取付
実際に使ってみると単純にドアになって便利なだけではなく、様々なメリットがあることに驚きました。小さなお子さんがいるご家庭や少し年が離れた兄弟、姉妹のいるご家庭なら使うメリットがあると思います。
しかし、ご家庭によって設置したい位置や間取りは違うと思います。そんな方のために設置しにくい場所用に改造したベビーゲートについても以下の記事にまとめています。
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ベビーゲートやサークルなど、お子さんの安全で安心できる子育てには欠かせないアイテムですよね。既製品のままで活用できればいいのですが、各ご家庭にマッチした使い方を追求するためにDIYで手を加えてみるのはいかがでしょうか?