2020年3月9日更新
こんにちはケイタです。
近年、男性の育児休暇取得を進める動きが盛んになり、自民党議員が育児休業を取得したり少しずつと、世間から注目されるようになりました。
実際に育児休業を取得している男性は5%程度(2017年調査)ですが、80%以上の方が取得したいと思っているというアンケート結果もあります。
取得したいけど周りにとった人がいないし、実際に取るとどーなのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
でも給付金があるので大丈夫です!
この記事では以下の悩みについて解決します
・給付金っていくらもらえるの? ・生活に困ったりしない? ・どうやって乗り切ったらいい?
私、ケイタも実際に育児休業を取得した一人です。
私の経験を元に解説していきます。
Table of Contents
育児休暇中は給料がもらえない?男性が取っても大丈夫?
まずは何がもらえて何がもらえないのかを整理しましょう
育児休暇中は会社から給料は貰えない
育児休業中は原則として会社から給料は支給されません。
むしろお金を請求されます。。。
その正体は「住民税」です。
住民税は昨年1年間の所得に応じてかかる税金です。
これは支払う他ありませんので、休業中も会社から請求されます。
給料がない状態ですので職場へ直接納付しに行きました。
事前に確認したい方は取得前の給与明細でご確認ください。
私の場合は住宅ローン控除、ふるさと納税で節税していますので、1か月の負担は3千円程度のため大きな負担ではありませんでした。
国から育児休業給付金がもらえる
給料はもらえませんが、国からは給付金がもらえます!
育児休業給付金とは?
・育児休業中の収入を保証するための給付金 ・子供が1歳になるまで受給可能(例外あり) ・雇用保険から支払われる ・男女関係なく受給可能 ・共働きなら夫婦共に受給可能
給付金があるのでひとまず安心です。
育児休業給付金の計算方法
育児休業給付金はいくらもらえるのでしょう?
計算方法は以下の通りです。
育休開始時の支給日額×支給日数×67%=給付金 ※支給から半年以降は50%支給になる
簡単にいうと育休開始からさかのぼって6か月間の月収(総支給金額)の平均に67%を掛けた金額です。
目安はこんな感じです。
30万円の方なら20.1万 25万円の方なら16.7万 20万円の方なら13.4万
支給は育児休業取得から2か月後に開始され、2か月毎に支給されます。
しかしこれだけだと少し物足りない気がしますよね。
安心できる材料はまだまだあります。
続きをご覧ください。
男性の育児休暇は生活に困らないのか?
育児休業給付金である程度の収入が保証されていることはわかったでしょうか?
他にももらえるお金、払わなくてもいいお金がありますので解説していきます。
社会保険料の免除で負担大幅減
育児休業中は社会保険料が免除されます。
社会保険料とは以下の4つです
✔所得税 ✔厚生年金 ✔雇用保険 ✔健康保険
収入や雇用形態にもよりますが一般的には合計すると3~5万円程度は免除されるのではないでしょうか?
金額を確認したい方は現在の給与明細でご確認ください。
収入67%で社会保険料が免除されるので、実質手取りとしては8割弱になります。
私の経験上、8割あれば貯蓄を切り崩すことなく、節約と固定費の見直しで同水準の生活ができます。
育児休暇の翌年の所得税が減る
所得税や住民税は昨年の所得金額によって計算される税金です。
よって、来年の税金は今年休んでいる分だけ安くなります。
育児休業給付金は課税対象ではありませんので、翌年の社会保険料が減って手取り金額が増えるというメリットがあります。
忘れたころにじわじわと効果が出てきます。
育児休暇中や出産前後にもらえるお金
育児休業給付金の他に奥様が受け取れるお金は以下の通りです。
・出産手当金(標準報酬日額の2/3) ・出産育児一時金(42万) ・妊婦検診費助成(自治体によって異なる) ・帝王切開の場合は医療保険
出産費用を出産育児一時金(42万)で全額支払うのは厳しいですが、退院時にディナーが出るようなサービスが手厚い産婦人科でも追加で5~15万程度あれば足りると思います。
自治体にもよりますが、出産費用は申請すれば差額の支払いだけでOKです。
我が家は2人出産しております。
休日の深夜や帝王切開など追加料金がかかる出産でしたが、だいたい5~15万くらいの支払いで済みました。
他にも会社からのお祝い金や出産祝いなどももらえる場合が多いと思います。
祝い金に関しては内祝いの準備などもありますので、すべて使える訳ではありませんが育児に必要なものを揃えたりするには非常に助かります。
男性が育児休暇中を取得して給料なしで乗り切る方法
育児休業中でも8割の収入があることはわかりましたね?
あとは残りの2割をどう埋めていくかが問題ですね。
我が家の対策は以下の通りです
・外出を控える ・固定費の見直し ・小遣いの一時締結 ・貯金額の一時締結 ・ポイ活でコツコツ稼ぐ ・断捨離ついでに不要物売却
2人で育休を取ると気持ちに余裕ができますので、色々と考える時間が確保できます。
これらを実践した結果、職場復帰後も慢性的に固定費が下がり、今でも家計運営に大きな効果をもたらしています。
外出を控える
必然的に家族の外出は減りますし、男性が育休を取る覚悟なら遊びに行くのは控えめにしましょう
育休取ったのに遊んでばかり…では信頼を失ってしまいます。
固定費の見直し
無駄な固定費を徹底的に削減しましょう。
≪見直し対象≫
✔︎生命保険→ネット保険 ✔︎携帯電話→格安SIM ✔︎自動車の保有→不要なら売却
無理のない程度に子供が寝たタイミングなどにじっくり検討して下さい。
《関連記事》
小遣い・貯金の一時締結
我が家は夫婦共々小遣い制をとっていますが、収入がない間は小遣いなしで乗り切りました。
ここは各家庭の台所事情によりますが、会社の飲み会や遊びに行くことは減るはずなので、減額しても問題ないはずです。
ポイ活でコツコツ稼ぐ
生まれたばかりの赤ちゃんは特に抱っこする時間が長いです。
また授乳(男性の場合はミルク)にも結構時間がかかります。
でも慣れると片手でスマホくらい触れます。
※気を抜いちゃダメですが!!
その間に1クリック1円とかアプリダウンロードなど、ほとんど手間のいらないポイ活なら疲れることなくできます。
クリックだけ、読むだけの案件が多い楽天PointScreenやワラウがオススメです。
本気でやると疲れるので、無理のない程度でやるのががオススメ。
断捨離ついでに不要物売却
赤ちゃんのためにスペースを確保しようと考えると、要らないものを捨てよう!ってなります。
BOOKOFFなどに持ち込んだら一発できれいになりますが、メルカリやヤフオク、ラクマなど売却すると小遣い稼ぎにもなります!
私はこのタイミングで昔集めた野球カード、自動車のタイヤ、健康器具など売れると思っていないものが次々に売れたので、小遣い分くらいは稼げました。
↓メルカリ
アプリインストール後の設定にて招待コード「DCCCQN」を入力すると500Pプレゼントされますので是非この機会に登録してみてください。
まとめ 育児休暇
育児休業を取得してもある程度の収入は保証されています。
半年間までの場合は、実質8割の収入があるのであまり困りません。
POINT
✔育児休業給付金と社会保険免除で8割収入あり ✔7か月目以降は給付金が減る ✔翌年の税負担が軽減される ✔出産時にもらえるお金が結構ある ✔少しの工夫で収入の穴埋めは可能
育休取得を収入の面であきらめてしまう方は非常にもったいないです。
取得に関しては夫婦や職場との話し合いは必須ですが、家族、子と過ごす時間にはそれだけの価値がありました。
私も身をもって体感しています。
人生の幸福度が数倍にもなったと感じています。これからパパになる方や家族が増える方には是非お勧めします!
育休に関する感想はこちらの記事で紹介しています。
⇒ 男性が育休を取得して感じた10のこと
補足:本記事内では「育児休暇」と記載している部分がありますが、正しくは「育児休業」です。育児休暇で検索される方が多いためにこのような表記とさせていただいております。