サラリーマンの給与所得が伸び悩んでいる昨今では、家計のやりくりに苦労している家庭は少なくないでしょう。家計の見直しのポイントは固定費の削減にあります。一度削るとその効果が持続するからです。
これからお話しする4つの固定費を見直すとで、一気に貯金体質に生まれ変わることができます。
なぜなら我が家でも実践済みで、月4万円の節約に成功しているからです。
どれくらい効果があるかは各家庭によりますが、簡単に試算できるツールや方法も紹介します。
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見直す固定費は4つだけ
見直しをおススメする固定費は下記4つです。
・住宅ローン ・生命保険 ・通信費(携帯・スマホ) ・車
これらは一度も見直しを行っていない方には間違いなく効果があると思います。
なぜなら一昔前にはなかったお得なサービスが登場しているからです。
ざっくり記載すると下記の理由です。
・住宅ローン ・・・超低金利時代突入 ・生命保険 ・・・ネット系保険会社の充実 ・通信費 ・・・格安SIMの登場 ・車 ・・・カーシェアなど新たな選択肢
住居ローンの見直しで固定費節約
一番取っ掛かりにくいのが住宅ローンですが、2つの方法があります。
高い金利で住宅ローンを借りている人は借り換える
超低金利時代へ突入したため変動金利は0.5%、固定金利でも0.8%を切ります。
下表は住宅ローンの金利タイプ別の金利推移です。ここから1.6~1.9%程度の金利を店頭で引いてくれます。
資料(住宅金融支援機構)
ローン残高がたくさん残っている方は銀行窓口で確認してみることをお勧めします。
少額でも繰り上げ返済する
繰上げ返済の手数料を無料にする銀行が増えてきました。
私が借りている銀行は30万円以上の繰り上げ返済の場合は手数料がかかりません。
30万円繰り上げ返済することで10万円ほどの利息を削ることに成功し、返済年が1年ほど早くなりました。当然ですが、もっと大きな金額を返済すればさらに効果は増大します。家計の状態と相談しながら返済していきましょう。
繰上げ返済をした場合にどれくらい効果があるのか計算することができるサイトはたくさんあります。以下は一例です。試しに計算してみてください。
知るポルト 繰り上げ返済シミュレーション
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/sikin/menu/s_kuriage.html
生命保険の見直しで固定費節約
生命保険は無駄です。とまでは言いませんが、生保レディが販売するような保険はあまりお勧めしません。
なぜなら補償内容に対して保険料が高すぎるからです。広告宣伝費や人件費、ビルの建設費用等がかかるためでしょう。
そのため費用がコンパクトになっているネット系の保険会社に乗り換えることをお勧めします。
でもどの保険会社がいいのか調べるのって大変ですよね?
私はカカクコムインシュアランスという保険会社で見直しをしました。価格.comを運営する株式会社カカクコムが100%出資している保険会社です。インターネット上で全てを決めるわけではなく、代理店の方がきちんと説明に来てくれます。タブレットでさまざまな保険会社の商品を料金順に一覧表示してくれますので、商品に見合った価格の保険を選ぶことができます。
価格.com 保険比較・見積り
https://hoken.kakaku.com/insurance/
保証内容は契約中のものとほぼ同等のものを選択しましたが、毎月14000円の保険料が5000円になりました。9000円の節約です。しかも更新による保険料上昇がない商品です。
あまりの価格差を目の当たりにして、今まで無駄に払ってきた保険料に唖然としました。
夫婦で見直しすれば2倍の効果があります。
月額9000円×2=18000万円の節約
車の必要性を見直して固定費節約
使用頻度の低い車を売却しましょう。
郊外に住んでいる方は世帯で複数の車を所有していませんか?
通勤で使用するなら必須でしょうが、電車通勤の方は休日にしか使用してないのではないでしょうか?
燃費のいい軽自動車とファミリーカーを使い分けている家庭も多いですが、節約できるガソリン代よりも税金、車検代、保険料、タイヤ(夏冬)、その他維持費の方が高くつきます。
〇1年間にかかる車の維持費(例:コンパクトカー) 自動車税 34000円 自動車保険 46000円 車検代 50000円 メンテナンス費用 4000円 タイヤ購入積立 20000円 合計 154000円
点検等にかかる手間や時間も2倍かかります。タイヤ交換や車検、オイル交換も億劫ですよね。
我が家でも2台所有しておりましたが、週末しか使用していない車を売却して1台にしました。ガソリン代を除く費用を計算したら年間15万の節約ができました。
月額12800円の節約
格安SIMに乗り換えて固定費節約
3大キャリア(docomo、au、Softbank)のスマートフォンから格安SIMに乗り換えましょう。
現在、格安SIMを使用している人は全体の1割弱…だそうです。まだほとんどの方がキャリアのスマホを使用しています。
3大キャリアの料金は高いです。私はマイネオに乗り換えましたが月9000円→2800円になりました。
6200円の節約です。家族で乗り換えるとさらに何倍もお得です。
データ通信量は3GB、10分通話し放題プランで、困ったことは一つもありません。動画再生やアプリアップデートは家庭のWi-Fiでやれば問題ないです。
主要会社の料金一例
会 社 | データ量 | 通信量+通話料 |
DoCoMo | 3GB | 3980円 |
au | 4GB | 4480円 |
Softbank | 2GB | 4480円 |
mineo | 3GB | 2450円 |
LINEモバイル | 3GB | 2800円 |
※上記は一例です。様々な料金プランがありますので、プランによって料金は変動します。
月額6200円×2人=12400円
まとめ
これら4つの固定費を見直すことで家計の支出を節約することが可能です。
実践した結果、2人家族で月額43200円、年間518400円の節約になりました。
見直すべき4つの固定費
・住宅ローン(借換え、繰り上げ返済) ・生命保険(ネット系保険に乗り換える) ・通信費(格安SIMに変える) ・車(売却する)
中でも生命保険や格安シムは取り組みやすいと思いますのでお勧めです。
最後に、これらの節約のポイントとして使い心地やサービスにほとんど差がないのに価格が安いということです。
腰を上げるのが面倒な固定費ですが、一度見直すとその効果はずっと続きます。
この機会に見直して無駄な固定費を節約し、有意義なお金の使い方をしていただけたらと思います。